時系列データに潜む振動現象の統計解析
日時
2019年3月14日(木)13:00〜14:30
場所
京都大学理学部3号館数学教室108号室
⇒アクセス 建物配置図(北部構内)【5】の建物
講師
松田 孟留氏(東京大学大学院 情報理工学系研究科・特任助教)
要旨
振動はさまざまな自然現象で現れ、多くの時系列データは振動成分の重ね合わせとみなすことができる。たとえば、脳イメージングによって得られるEEGやMEGなどの時系列データはアルファ波やシータ波など特有の振動成分をもつ。本講演では、状態空間モデルを用いて時系列データを振動成分に分解する統計手法について紹介する。この手法によって、時系列データの背後に潜む振動子の振幅や位相のダイナミクスをデータ駆動的に取り出せることを示す。