行動データの計算論モデリング:統計モデリングとの関係及び注意点

日時

2019年2月21日(木)16:30〜18:00

 

場所

京都大学理学部3号館数学教室108号室
アクセス 建物配置図(北部構内)【5】の建物

 

講師

片平健太郎(名古屋大学・准教授)

 

要旨

神経科学や心理学において行動データの計算論モデリングがよく行われるようになっている。計算論モデリングとは,行動の背後にある計算過程を表現する数理モデルをデータにフィッティングする枠組みである。本講演では,強化学習モデルを用いた計算論モデリングと伝統的な統計モデリングの関係について検討した研究を紹介する。モデルの誤設定により解釈が歪められる例も紹介しながら,モデルの数理的性質の理解の重要性について議論する。