知の融合が、
次世代の理学へ

知の融合が、
次世代の理学へ
京都大学大学院理学研究科研究展開セクションは、多様な分野が協働し、新しい知を創造するための推進役を担う組織です。従来の学問分野の垣根を越え、複数の専門分野を融合させることで、これまでにない革新的な研究を展開します。
京都大学理学研究科附属サイエンス連携探索センター(SACRA)学際融合部門では、理学研究科の5専攻の枠組みを超えた、さまざまな活動を推進します。その一環として、令和8年4月に融合研究を推進する3つのユニット(データ理学仮説創出ユニット、未踏量子計測ユニット、地球と生命の共進化研究ユニット)が主体となり、学際融合コースとして学際的な視点で独創的な研究を企画・推進していくことになりました。理学の融合研究を牽引するとともに、大学院教育においても理学研究科共通の学際融合科目の提供に取り組んでいます。また、修士課程と博士後期課に跨る融合研究コースワークを設置し学際融合研究の推進を図ると共に次世代研究者の育成を行います。
なお、令和9年度入試情報については現在作成中であり、詳細が決まり次第、本サイトにて順次公開予定です。
令和9年度修士課程入学試験における学際融合1~3の志望者に対し、事前選抜入試を行います。その選抜に合格した者のみ、願書において学際融合の分科を志望することを認めます。
志望する者は、事前選抜の申請期限までに「志望理由書」と「成績証明書」を下記の出願フォームより送信してください。
なお、「成績証明書のPDFを出願フォームで送付できない場合には郵送も可能です。その場合は、成績証明書(コピー可)を期限までに書留郵便により封筒表に「理学研究科修士課程事前選抜出願」と朱書し送付ください。
2027年度(令和9年度)入学試験日程

博士後期課程進学時には進学審査(入学試験)が行われます。
博士後期課程では、他の経済援助がない場合のみ支給されます。詳細は研究専念支援金の支給要件へ
| Q1 | 学際融合コースでは複数の分科を志望できるのですか? |
| A1 | 学際融合コースでは複数の分科を志望することができます。その一方、ひとつの分科に対して、第1志望と、第2志望または第3志望で専攻、系・分野をまたぐことはできません。 |
| Q2 | 学際融合1-3は、事前選抜を受けないと出願できないのですか? |
| A2 | はい、学際融合分科を志望する場合は、事前選抜の書類審査に合格しなければ出願できません。また、7月末から8月末にかけて実施される専攻毎の入学試験により最終合格者が決定されます。 |
| Q3 | ある専攻(系・分野)の分科を第1志望として、第2志望で学際融合コースの分科を考えています。この場合、事前選抜では、提出書類は第2志望として提出するのですか? |
| A3 | いいえ、第1志望(学際融合コースの中での順位)として提出してください。 |
| Q4 | 学際融合コースでは、博士後期課程の進学審査(入学試験)は免除されますか? |
| A4 | 学際融合コースは、修士課程(2年間)と博士後期課程(3年間)に跨る教育プログラムですが、学際融合分科に所属する学生も博士後期課程の入学試験を受験する必要があります。 |
| Q5 | 学際融合コースに入学すると、経済援助が受けられますか? |
| A5 | 学際融合分科の学生には、修士課程(1回生)は30万円、(2回生)は60万円、博士後期課程(1~3回生)は他の経済援助がない場合は、毎年60万円が支給されます。(詳細は、「研究専念支援金の支給要件」をご参照ください) |
| Q6 | 学際融合分科の事前選抜に合格した後に、事情により学際融合分科に出願しないことになった場合、何か手続きは必要ですか? |
| A6 | 必要ありません。 |

現代社会のニーズとも関わりが深い研究キーワードとして「データ」「計測」「進化」があります。3つの研究ユニットでは、これら研究キーワードをテーマに、理学研究科の5つの専攻を横断した融合研究に取り組みます。
学際的な視点を持ち、新たな融合研究を生み出すことのできる次世代研究者を育成するために、本セクションでは3つの研究ユニットが主体となって、大学院教育に取り組んでいます。令和7年度より京都大学理学研究科の院生に向けた「学際融合講義」の提供を開始。令和8年度より「大学院 学際融合コース」を開設します。本コースでは、融合研究を推進する3つの研究ユニットが主体となり、修士課程と博士後期課程に跨る教育プログラムを展開します。
教育