研究内容概要

地球物理とは,地球内部から太陽系までを,主に物理的な手法を用いて研究する学問です.地球物理学の特徴は,さまざまな現象を実際に観測できることにあり,近年の観測機器開発の進展と合わせて急速に研究が進んでいます.私たちは,観測や実験の結果に基づいて理論を考えたり,理論を観測によって検証したり,理論に基づくコンピューターシミュレーションの結果を,随時観測データに合うように修正しながら将来の予測を行なったりしています(天気予報はその一例です).

地球物理学教室企画概要

地球物理ツアー 
8月8日(金)定員:A時間帯40名,B時間帯40名

地球や他の惑星で発生する大気・海洋の現象は複雑で,想像以上に不思議なものも少なくありません.水槽実験を行うことでそのような現象を再現したり,大きな球形スクリーンに地球や惑星全体を投影することで,その面白さを実感してもらいます.また地球内部では想像を越える規模の現象が生じています.地震計や重力計などによって地球内部の情報がどのように観測されているのかを体験したり,日本の地震活動について学びます.
ツアーでは上記ミニ講義をいくつかまわり,その後地球物理学教室に所属する教員や学生と歓談する場を設けます.
過去のオープンキャンパスの様子:https://www.eps.sci.kyoto-u.ac.jp/event/opencampus/index.html

 

ポスターと展示 (理学部1号館264号室)
8月8日(金)11:00〜13:00, 14:00~16:40 自由参加(事前予約不要)

野外で採取された岩石を手にとって観察しながら,プレート沈み込み帯にある日本列島の変動を学びます.地球内部の物性を知るために行なっている高温高圧実験について紹介します.