海外からの志願者向けQ&A 【修士課程】
このページでは、本研究科修士課程への入学を志願する留学生から多く寄せられる質問に、お答えしています。募集要項を読んで不明な点がある場合は、参考にしてください。
なお、国際霊長類学・野生動物コース International Course in Primatology and Wildlife Research (ICPWR) の志願者は、このページではなく、ICPWRウェブサイトから出願情報を入手してください。
京都大学理学研究科の修士課程について、標準年限と取得できる学位名を教えてください。
本学大学院の「修士課程」は、大学院設置基準(昭和31年文部省令第28号)にいう「博士課程前期2年の課程」であって、本学では修士課程として取り扱われます。
本研究科の修士課程を修了した者には「修士(理学)」の学位が授与されます。
留学生は、理学研究科修士課程に出願することができますか?
入学予定年月日より前に日本の大学を卒業する者、同じく、外国の大学において3年以上の課程を修了し「学士」に相当する学位を取得する者には、出願資格が認められます。
上記以外の資格による出願については、京都大学大学院理学研究科修士課程学生募集要項を参照してください。
修士課程の入試の出願および受験について、概要を知りたいのですが。
所定の期間内に検定料を納付し出願書類を提出して受理された出願者に対し、本研究科が受験票を交付し、志望専攻が指定する日時および場所で、筆答試問および口頭試問による学力考査を行います。合格発表は本研究科ウェブサイト上で行われ、合格者には合格通知が送付されます。
なお、海外の大学在学・卒業の志願者は、出願前にアドミッション支援室(AAO)への申請を完了する必要があります。
AAO申請とは何ですか?私は申請しなければなりませんか?
AAO申請とは、京都大学アドミッション支援室が行う、本学大学院を志願する留学生等が、事前に外国での学歴の確認と、必要に応じて指導教員に連絡をとるための支援を受けることができるオンラインの手続きです。海外の大学卒業または卒業見込みで本研究科を志願する者は、出願前にアドミッション支援室(AAO)にオンライン申請を行ってください。
海外からの出願に際して、特に留意すべきことはありますか?
修士課程の試験は本学で対面実施します。受験のための渡航費用の負担および入国に必要な査証の取得は、受験者自身の責任です。
手順と日程については、京都大学大学院理学研究科修士課程学生募集要項と添付書類を熟読し、その指示に従ってください。
募集要項はどのように入手しますか?
募集要項は、日程、出願方法、試験科目等、当該年度の入試に出願するために必要なすべての情報が記載された文書です。修士課程募集要項は、本研究科ウェブサイトからPDF形式でダウンロードしてください。例年、募集要項は4月下旬頃に公開されます。
修士課程募集要項の英語版はありますか?
京都大学大学院理学研究科修士課程学生募集要項の正本は日本語のみです。
願書を英語で記入してもよいですか?
願書等の出願書類は、英語で記入しても構いません。
理学研究科の修士課程は、英語コースですか?
いいえ、英語コースは国際霊長類学・野生動物コースのみです。
外国人留学生入試や海外在住留学生向け入試はありますか?
国際霊長類学・野生動物コース以外は実施していません。
修士課程の入試を受ける前に研究生になりたいのですが、研究生の出願方法を教えてください。
研究生になるには、京都大学アドミッション支援室(AAO)への事前申請と、受入予定教員の承諾が必須です。AAOを通じて指導を希望する教員にコンタクトを申込み、研究生としての受入が可能かどうかを問合せ、受入内諾を得てください。内諾の事実が確認されたら、願書等を請求し申請を開始してください。
海外の大学(学士課程)を卒業後、修士(博士課程前期)の課程を経ることなく、理学研究科博士後期課程に直接入学できますか?
本研究科の学位課程は、修士課程(標準修業年限2年)と博士後期課程(同3年)からなり、日本の大学の修士課程(博士前期課程)または本学の修士に相当する外国の大学の修士課程を経て、修士の学位を取得していることが、博士後期課程への標準的な出願要件です。したがって、修士号を取得していない者に博士後期課程への出願が認められることは、極めて例外的です。
参考:京都大学大学院理学研究科>入試情報>大学院入試・博士後期課程
日本政府の国費奨学金を受給して理学研究科に入学するにはどうすればよいですか?
国費奨学金制度には、「大使館推薦」と「大学推薦」の申請ルートがあり、本研究科に在籍する国費(文部科学省)奨学生のほとんどは、「大使館推薦」による国費留学生です。国費奨学金を受けて本研究科への入学を目指す留学生は、母国の日本大使館を通じて、日本政府(文部科学省)奨学金留学生(研究留学生)に応募することが推奨されます。
大使館推薦の国費留学生として入学するには、自国の日本大使館(領事館)で行われる、国費留学生奨学金第一次選考を受け、一次選考合格後、指定された期間内に、研究指導を受けたい教員に連絡を取り、正式な受入内諾を得る必要があります。国費留学生奨学金の詳細については、大学ウェブサイトを参照してください。
大学推薦による日本政府(文部科学省)奨学金留学生(研究留学生)に申請することができますか?
本研究科所属の指導予定教員から、受入内諾および大学推薦による国費留学生奨学金(一般枠等)への推薦を取り付けた留学生で、当該年度の国費留学生大学推薦募集要項による応募要件を満たすことが確認された者は、指導予定教員を通じて学内選考に応募することができます。受入・推薦依頼および応募資格の確認にはAAO申請を利用してください。ただし、受入教員の推薦を受けて必要書類を提出しても、必ずしも奨学金に採用されるとは限りません。各研究科・研究所等が推薦する留学生の中から、最終的に全学の候補者として文部科学省に推薦される留学生は最大でも3名です。大学推薦による国費留学生奨学金(一般枠等)の詳細については、大学ウェブサイトを参照してください。
学費等、京都大学に留学するために必要なその他の情報はどこにありますか?
本学ウェブサイトの「京都大学への留学を希望する方へ」(日本語)およびStudy at KyotoU(英語)に必要な情報が掲載されています。「よくある質問」も参考にしてください。