開催案内

日時

2024年11月26日(火)16:45--18:15

 

場所

オンライン

 

講師

笛田 薫 教授(滋賀大学データサイエンス学部)

 

講演題目

外れ値の検出方法 -異常度の指標作成と閾値設定-

 

概要

外れ値の検出においては、正常例からの逸脱度を数値化する指標の設定と、その指標がどの程度大きければ外れ値と判断するかという閾値の設定が重要である。正常例と異常例が十分に観測されている判別問題では、過検出(偽陽性:オオカミ少年)と見逃し(偽陰性)を数値化でき、そのトレードオフを明示できる。しかし、異常例がほとんど観測されていない外れ値検出問題では、偽陰性の算出が困難である。このため、学術的には避けたい問題であるが、現場のニーズが強いため、「可能な限り」最善の方法を提示する。