機械学習におけるサンプリング
日時
2016年12月7日(水曜日)15時30分〜17時00分
場所
理学部1号館106号室
講師
大関 真之 氏(東北大学大学院情報科学研究科)
理学部・理学研究科の学生・教職員に開かれたセミナーです。
MACS スタディグループ参加者でなくてもお気軽にご参加ください。
開催報告
スタディーグループ7「自然科学における統計サンプリング」では、東北大学大学院情報科学研究科の大関真之氏を招き、セミナーを行いました。
「カンニング検出」でテレビや新聞を賑わせた経緯を、特有の語り口で紹介しながら参加者を惹き付け、セミナーは始まりました。そもそも「カンニング検出」は、機械学習という大きな研究枠組みの一例と言えます。前半は、その機械学習がどのように発展してきたかを、パーセプトロン、Boltzmannマシンとその多層化、そしてディープラーニングへと至る流れとして明快に説明していただきました。後半は、D-Wave社の「量子コンピュータ」の登場で近年議論が活発になっている量子アニーリング、そして新しいサンプリングマシンとしての量子コンピュータと豊富な話題を提供していただきました。(文責 太田洋輝)