元生物科学専攻(植物学系)所属・名誉教授 長谷 あきら

 
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長谷先生

 2022年3月をもって無事退職いたしました。1998年に京都大学に赴任して以来、皆様には長きに渡り大変お世話になりました。おかげさまで、大変楽しく有意義な研究生活を送ることができました。厚くお礼申し上げます。
 さて、名誉教授随想ということで、何か学問的なこととか、大学や社会に対する提言めいたことを書けると良かったのですが、退職して2か月弱が過ぎ、肩の荷を下した思いを満喫する日々で、良いテーマをとんと思いつきません。というわけで、ゆるく近況報告をさせていただきます。
 研究の方は細々とは続けております。まだまだ未発表データを抱えており、何とか論文に仕上げなければなりません。幸い、自宅にインターネットとパソコンがあれば何とかなる部分が大部分で、足りない部分についても、現役の先生方に助けていただく目途をつけることができました。楽しみながら進めていきたいと思っております。理学研究科にももう少しだけご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
 私生活の方では、散歩を日課とし、庭や猫の世話、料理などを楽しみながら、時々サイクリングなどにも出かけています。読書の習慣も復活しつつあります。考えてみれば、毎日が日曜日という経験は学生時代の長期休暇以来ですが、あっという間に適応してしまいました。とはいえ、もう少し落ち着いたら、何か研究めいたことを新しく始めてみたいとも思っております。
 末筆になりますが、皆様のご健康と理学研究科の益々の発展をお祈りいたします。