理学研究科と京大オリジナル株式会社は、高度科学人材の育成とイノベーションの創出を目指して「京都大学理学共創イノベーションコンソーシアム」を産業界と共に推進しています。その活動の一環として、2025年10月31日に第7回サイエンス講座を開催しました。当日はハイブリッド形式で実施し、40名超の方々にご参加をいただきました。

この講座では、理学研究科の研究者が登壇し、分野の最新研究やそれを支える技術についてわかりやすく解説します。会員企業の皆様は、理学分野の最新動向だけでなく、それに関連する技術やデータ解析の進展に触れ、産業界との新しい連携の可能性を発見することができます。また、学生にとっては理学と産業界の架け橋としての役割を実感できる貴重な機会になるものです。

今回は「ビッグデータによる気象予測と植物生理の研究」と題して、2名の研究者が講演を行いました(司会は森脇一匡 理学研究科・教授)。1人目の呉品穎助教からは、⼤規模アンサンブルシミュレーションが切り拓く気象研究について御紹介いただきました。2人目の黒谷賢一准教授からは大規模遺伝子発現解析データを用いた植物生理の理解と生育予測について御紹介いただきました。

普段はあまり触れることのない研究分野について、参加者からは質問が飛び交いました。また、終了後の懇親会でも登壇者を囲み、熱心に意見交換が行われました。

今回のイベントを通じて参加者の結びつきが一層深まり、コンソーシアムの協力体制がより強化されたと考えております。

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20251031_登壇者写真
当日の様子