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研究紹介『「せいめい」誕生』
研究紹介『「せいめい」誕生』 物理学・宇宙物理学専攻(宇宙物理学分野)・准教授 栗田 光樹夫 長年の夢、希望、そして血と汗が染み込んだ口径3.8mのせいめい望遠鏡がいよいよ産声を上げた。せいめい望遠鏡は技術的には国内初、世界で2例目の分割方式の主鏡を有する東アジア地域で最大の望遠鏡だ(図1)。なお、「せいめい」という名は京都と望遠鏡が設置された岡山県浅口市にゆかりのある日本初の天文学者…
コラム『数学の結果のわかりやすさ』
… 数学・数理解析専攻 教授 雪江明彦 …
京大、引きこもり状態が不安を招く神経メカニズムを発見 ―引きこもり治療への新たな一歩に―
京大、引きこもり状態が不安を招く神経メカニズムを発見 ―引きこもり治療への新たな一歩に― 草場 哲 社会から隔絶された状態が不安を引き起こすメカニズムについて、神経細胞レベルで変化が起こっていることを京都大学成宮周教授らの研究チームが発見した。研究成果は11月23日に米国Cell Reports誌に掲載された。引きこもり状態の治療法の開発につながると期待される。 昨今社会問題ともされる「引きこもり」状態の人は…
ヒトの詳細な理解と創薬を目指して
… 特任教授 藤吉 好則 …
研究紹介『モンテカルロ計算における符号問題の解決に向けて』
研究紹介『モンテカルロ計算における符号問題の解決に向けて』 物理学・宇宙物理学専攻(物理学第二分野)准教授 福間 将文 他の理学系研究分野と同様に物理学でも数値計算を用いた解析をよく行いますが、とくに重要なのは、多自由度系における力学変数の振る舞いを調べるため、与えられた作用汎関数(あるいはエネルギー汎関数)の下で物理量の期待値を計算することです。しかしながら巨視的な系の場合には…
熊本地震後の火山研究センターを報道機関向けに公開しました
熊本地震後の火山研究センターを報道機関向けに公開しました 熊本地震からおおよそ1年となる2017年4月4日(火)、火山研究センター敷地および本館内(南阿蘇村河陽)を報道機関向けに公開しました。 当日は、新聞6社TV局5社から総勢30名をこえる参加があり、本震により大きな被害を受けた同センター1階や亀裂の入った敷地などで、約3時間にわたり取材が行なわれました。その際、同センターの大倉敬宏教授から、本格復旧方針に関し…
惑星をとりまく宇宙環境とハビタブル惑星の成立条件
… 東京大学大学院理学系研究科 教授 関 華奈子 …
こんな面白い研究やめられない ― 様々なアプローチで太陽系の起源にせまる
… 土山 明 教授 地球惑星科学専攻 地質学鉱物学教室 …
乱雑さを決める時間の対称性を発見-100年前の物理と数学の融合が築くミクロとマクロの架け橋-
… 佐々真一 本研究科物理学・宇宙物理学専攻教授、横倉祐貴 …
カイメンが明らかにした幹細胞の起源的な分子基盤
カイメンが明らかにした幹細胞の起源的な分子基盤 Alexandre Alie 日本学術振興会外国人特別研究員(理学研究科、現フランスCNRS)と船山典子 理学研究科准教授らの研究グループは、動物の幹細胞が多様な細胞へ分化する機能(幹細胞性)に必要な遺伝子レパートリーを明らかにしました。生物が進化の過程でどのように幹細胞を獲得したのか、その分子基盤を明らかにする研究成果です。 本研究成果は2015年12月7日、米国科学アカデミー紀要…