熊本地震からおおよそ1年となる2017年4月4日(火)、火山研究センター敷地および本館内(南阿蘇村河陽)を報道機関向けに公開しました。
当日は、新聞6社TV局5社から総勢30名をこえる参加があり、本震により大きな被害を受けた同センター1階や亀裂の入った敷地などで、約3時間にわたり取材が行なわれました。その際、同センターの大倉敬宏教授から、本格復旧方針に関し「建物の修復は可能であり、観測地としても適地であることから、現在地にて復旧する方向で京都大学内において検討中である」ことが報道各社に示されました。
大倉敬宏教授のコメント
熊本地震が発生してから1年が経過しました。我々はこの日を坂梨の仮研究棟で迎えました。少しずつ歩みを進めています。
センター本館内の大部分では本震後時間が止まったままの状態ですが、周辺では地すべりに流された桜の木が今年も花を咲かせました。本格復旧をめざした活動がいよいよはじまります。今後ともご支援のほどよろしくお願いします。
また、地震当時の様子を話した大倉敬宏教授のインタビューをまとめた記事が以下URLにて公開されましたので、是非ご覧ください。
研究センター被災の中、観測活動を継続 - 熊本地震から1年 リスク対策.com (新建新聞社)
以下は、報道機関より掲載された記事のリンクです。
京大火山研究センター、南阿蘇村で存続へ 熊本日日新聞
1トンの地震計傾く 京大が被災研究所公開 毎日新聞
被災の京大火山研、再建へ 5年以内に 産経WEST
これまでの被災状況や、今後の復旧などの情報は以下のページにて公開しております。