生物物理学 理論生物物理学 PTB004
細胞が分裂するときには、細胞が持つ遺伝子も複製される必要があります。遺伝子を複製する過程で、その実体であるDNAの二重らせんがダイナミックに開裂することが知られています。この開裂がどのようにして始まるのかを明らかにするため、二重らせん開裂が始まる直前にDNA上に形成する構造体のかたちを、コンピュータシミュレーションによって調べました。動画のものは構造体の一部で、DNAと、そこに結合した7分子のタンパク質からなっています。動画の中ではDNAが灰色、DNAを曲げるタンパク質(Integration Host Factor)は黒で示しています。また、動画中で5量体を形成するDnaAタンパク質は視認性を高めるため、二通りの方法で交互に着色しています。青(互いに結合する部分)・薄紫(DNAについている部分)、または緑(互いに結合する部分)・黄緑(DNAについている部分)となっています。
大腸菌
Escherichia coli
門
プロテオバクテリア
綱
γプロテオバクテリア
綱
γプロテオバクテリア
都道府県 | 京都府 | 顕微鏡の利用 | 使用しない |
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地域 | 京都大学 吉田キャンパス | 自動撮影装置の利用 | 使用しない |
撮影日 | 2017/2/4 | 赤外線 | 使用しない |
撮影時刻 | --- | 蛍光プローブ | 使用しない |
撮影者 | 清水 将裕 | 時間間隔 (秒) | 使用しない |
著作権者 | 清水 将裕 | 速度 | --- |
キーワード: ゲノム複製, DNA-タンパク質複合体, 分子シミュレーション
関連論文:Shimizu et al. (2016) Proc. Natl. Acad. Sci. U. S. A., 113: E8021–E8030.
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